よくある質問への答え


 

8. カウンセリングはいつ終わりになるのでしょうか。

回数が決まっていれば、終わりになる2-3回前に、カウンセラーから、予定通り終わりにしたいか、それとも延長したいか、終わりについてどのような気持ちを持っているのかなど聞かれます。それをもとに、お互いの同意により、終了が決まります。もし、長期で行なう場合は、大体クライアントの方でも、このくらいで終わりにしたいという時期がわかります。その時には、カウンセラーに話してください。カウンセラーは、終了することが望ましいかどうかを判断し、クライアントと話し合ってお互いの同意のもとに、決定します。カウンセラーの方から、終わりにしてもいいのではないかという話をする場合もありますが、時期尚早だと、クライアントが拒絶感などを感じる場合もありますので、カウンセラーは、慎重になります。

 

9. カウンセリングを途中でやめたいのですが。

カウンセリングは、強制ではありませんので、基本的にはいつでもやめられるものです。ただ、やめたい気持ちが自分の問題とかかわっている事はしばしばあります。例えば、何でも長く続かない人は、きっとカウンセリングも途中で止めたくなるのかもしれませんし、それとは反対に、いつも義務感により何かをしている人は、自分がカウンセリングが合わないと思っていても、義務感で来ているかもしれません。やめたい気持ちは、まずカウンセラーに話し、どうするのがいいのか話し合ってください。その時、カウンセラーは、進み具合などにより、カウンセラー自身の意見を言うと思いますが、最終的な決定は、クライアントにあります。来る気がないのに来ても、効果的なカウンセリングは期待できないと思いますので、どうしてもやめたければ、やめて良いと思います。

 

10. 家族や友人など第三者からの予約も可能ですか。

カウンセリングは、本人の意思により行うものですので、第三者からの予約は、行なうことができません。また、予約の変更やキャンセルも本人のみ可能です。

 

11. 家族がカウンセリングを受けており、その進行状況を聞きたいのですが。

守秘義務があり、本人とだけの契約になっているので、いくら近い関係の方であっても、カウンセリングの間に話された内容をお話ししたり、家族からの相談にのる事は、一切できません。

 

12. 友人でカウンセリングに行った方がいいと思われる人がいますが、本人はその気がありません。どうしたらいいでしょう。

カウンセリングは、自己責任において行うものですので、本人に来る気がないと、カウンセリングは始められません。ただ、カウンセリングに行ってみたらどうかと何気なく声を掛けてみたり、その問題に関する本を無理強いしない程度に勧めてみたりなど、様々な影響の与え方はあると思います。その他に、ご自身が、その人を心配する友人として、カウンセリングを受ける方法もあります。その場合、カウンセリングに行ったほうがいいと思われる人ではなく、ご自身の方に焦点が当たります。

 

13. カウンセリングを受けていますが、家族から内容について詳しく聞かれたりコメントを受けたりして困っています。

カウンセリングの内容のどの部分を誰に話すのかという事に関しては、慎重に行なってください。第三者のコメントにより、混乱が生じることもありますし、カウンセリングでは、無意識なものを引き出すこともありますので、クライアントが自分で理解したとしても、第三者には分かり難い場合もあります。カウンセリングは、自分のためのプライベートなものですので、外部の影響が多すぎると逆効果になることもあります。

 

14. 自分では、カウンセリングが効果的だと思っているのですが、家族は、自分がカウンセリング受けていることに対しいい顔をしません。

カウンセリングの効果が他人にはうまく理解してもらえないと言うことはあると思います。自分では、考え方や感じ方や見方など、様々な変化を感じていても、その他人が期待するようには変わっていない場合など、他人にはそう見えないことはあります。また、長期のカウンセリングが必要なケースであっても、家族には、なぜそんなに長く通わなければならないのか理解してもらえないと言うことも時々あります。もちろん、そのようなことが生じた場合は、その家族との関係もカウンセリングの中で見て行かなければなりませんが、カウンセリングを受けている本人は、自分の問題は他の人には話したくないため、葛藤を感じながら、プレッシャーの中で通うことにもなりかねます。カウンセラーは、守秘義務により、家族とは一切連絡が取れませんので、進行状況など他人には説明できません。カウンセラーの立場から言えるのは、ご家族の方には、見守っていただきたいと言うことです。